奄美群島(喜界島・奄美大島・徳之島・沖永良部島・与論島)だけに
製造が認められており、口に含むとサトウキビから作った黒糖の甘い香りと
米こうじ由来の風味が広がり、奄美の自然と情熱を感じる本格焼酎です。
黒糖焼酎は発酵に米麹を利用する点でラム酒と異なります。
意外かも知れませんが,サトウキビが原料なのに糖分はゼロで
カロリーも低いのが黒糖焼酎の特徴です。
そのヒミツは蒸留しているため。
しかしビタミンや各種ミネラルは残っているので大変体に良いお酒です。
いにしえより奄美の人々は海の彼方にニライ・カナイと呼ばれる楽園があり、
人々に豊穣をもたらす神がいると信じていました。
ニライ・カナイには、黒糖で作った美酒があったと伝えられており、
いつしかこの美酒は奄美の島々でさらに美味しさを引き立たせるために
米こうじを使った「奄美黒糖焼酎」として生まれ変わりました。
奄美黒糖焼酎を含む本格焼酎は、
他の酒類に比べ固まった血を溶かす血栓溶解酵素(ウロキナーゼ)を
最も活性化させる効果があることで注目されています。
血栓溶解効果に優れた奄美黒糖焼酎を飲むと血液の循環が良くなり、
ウロキナーゼとの相乗効果で血液もサラサラにすると言われています。
どちらもサトウキビの糖蜜を原料とした蒸留酒なので、
一見同じようですが作り方が若干違います。
黒糖焼酎は発酵に米から造った麹を利用しますが、
ラム酒は糖蜜を酵母で発酵させ蒸留したものです。
また酒税法上の分類も異なります。
黒糖焼酎は焼酎として連続式蒸留しょうちゅう(旧甲類)
または、単式蒸留しょうちゅう(旧乙類)に分類されますが、
ラム酒はスピリッツまたはリキュールに分類されます。
ラム酒は西インド諸島を原産地とする蒸留酒で、
サトウキビに含まれる糖蜜を発酵・蒸留して作られます。
アルコール度数40〜50%程度とアルコール度数の高い蒸留酒です。
ラム酒は世界4大スピリッツ※(他 テキーラ、ジン、ウォッカ)の
1つとして知られています。
※醸造酒を蒸留した蒸留酒